

「だいち」には、マイクロ波レーダーを用いて地球を撮像できる、NECが開発したセンサーが搭載されています。これにより、雲があっても、夜間でも地上の様子を撮影できるので、森林や地形の変化をリアルタイムで把握できます。森林観測の場合、木が生い茂っているところは明るく、木が伐採されたり、倒木などが起こっている場所は暗く映り、森林の状況をつぶさに確認できます。
天候に左右されない「だいち」のセンサーは、実際にアマゾンやインドネシアの熱帯雨林監視に活用されはじめています。ブラジルでは、アマゾンの違法伐採が問題になっていて、1980年代の後半から人工衛星の画像を監視に活用していました。しかし、一年を通じて雲に覆われているために森林の様子が撮影できず、監視できない地域もあったのです。「だいち」なら、雲があっても森林の様子を撮影できるため、監視の強化に期待が集まっています。既に2007年9月から、アマゾンの画像がブラジルの政府機関に提供されています。
