ここでもIT、で、エコ
  1. 知ることから、はじまるエコ。 -地球温暖化を予測する-
  1. ヒートアイランド対策にも役立つIT FLASHアニメ
  2. CTPでCO2を削減 FLASHアニメ

温暖化を防止するためには、地球の今を知ることが不可欠

NECが開発した「だいち」が森林を見つめる

雲があっても夜間でも撮影できる「だいち」

アマゾンの違法伐採を衛星で監視

「だいち」には、マイクロ波レーダーを用いて地球を撮像できる、NECが開発したセンサーが搭載されています。これにより、雲があっても、夜間でも地上の様子を撮影できるので、森林や地形の変化をリアルタイムで把握できます。森林観測の場合、木が生い茂っているところは明るく、木が伐採されたり、倒木などが起こっている場所は暗く映り、森林の状況をつぶさに確認できます。

アマゾンの熱帯雨林監視に貢献


天候に左右されない「だいち」のセンサーは、実際にアマゾンやインドネシアの熱帯雨林監視に活用されはじめています。ブラジルでは、アマゾンの違法伐採が問題になっていて、1980年代の後半から人工衛星の画像を監視に活用していました。しかし、一年を通じて雲に覆われているために森林の様子が撮影できず、監視できない地域もあったのです。「だいち」なら、雲があっても森林の様子を撮影できるため、監視の強化に期待が集まっています。既に2007年9月から、アマゾンの画像がブラジルの政府機関に提供されています。

「だいち」が観測したアマゾンの森林伐採のあと

CO2吸収量をはかる技術を研究


1997年に策定された京都議定書では、温室効果ガスの排出量を削減する目標が定められています。その目標が達成されたかどうかを算出するために、森林や大気、海などで二酸化炭素がどれだけ吸収されているかを調べる方法が「だいち」を活用して研究されています。これは、京都・炭素観測計画と呼ばれ、世界21カ国の研究機関と協力して行われています。具体的には「だいち」のセンサーを使って、1haあたりの木の本数、その高さなどを割り出すことで、森林のCO2吸収量をはかる研究。さらにはメタンガスの発生量を予測する研究が進められています。