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「だいち」の目が、アマゾンの森林保護にも貢献〜

昼夜を問わず、天候にも左右されない「だいち」の目がアマゾンの森林モニタリングに貢献

Q:

「だいち」を活用するメリットは?

ウンベルト氏:

ウンベルト・メスキータ 氏[IBAMAリモートセンシングセンター部長]  地球観測衛星「だいち」には、雲を透過して地上の画像を撮影することができるセンサーが搭載されています。そこで、日本のJAXAに、「だいち」のデータの提供協力を依頼しました。現在テスト段階ですが、この3ヶ月で得られた結果は大変良好といえます。
 「だいち」によって、雲が多くても、雨期であっても、アマゾン地域全体が見られるようになるということは、観測の頻度を上げることにつながります。これにより、実際に違法な森林伐採が行われている途中の段階で、それを発見し、被害を最小限に留めることが期待できます。また、いつ、どこで、どのような変化が起こったかを確実に残せるので、連邦警察が違法な伐採を摘発し、立証する際の証拠としても使用されます。
 このプロジェクトは、これまでは得ることができなかった新しい情報を国の機関に提供し、森林の監視システムをより良いものにできるという意味で、非常に重要と考えています。

Q:

今後の計画は?

ウンベルト氏:

 今後より良い結果を生み出すようにするには、データやシステムはもちろん、人材教育も必要になります。例えば「だいち」の画像データはモノクロなので、そこに色(トーン)をつけて森林の様子がより分かるように加工するのですが、その画像データを理解・解析できる人間をトレーニングする必要があります。私たちは、さまざまな関係機関が有益な情報を受取れるように、情報の配布、提供に加え、トレーニングのためのオペレーション・プログラム開発を行っているところです。
 その第一歩として、今回のJAXAとIBAMAの有意義な協力のほかに、トレーニングのためのプロジェクトをJICA(国際協力機構)に申請しています。ブラジルから派遣された人間に日本で人材教育を行うのです。

 また、今後はアマゾン地域の新しい情報を得る頻度をさらにあげ、よりタイムリーにさまざまな機関に提供することができるよう、プロセスを確立していきたいと考えています。