(1)企画/開発/設計段階(先進技術、LCA、環境ラベル)

水冷パソコンは、人の生活環境の向上を目的として企画・開発されました。昨今のパソコンに搭載されるCPUは、高速化に伴い発熱量が増大する一方です。発熱量の増加に伴いファンによる騒音も大きくなっています。一方、TV視聴機能やホームサーバー機能の充実によって、パソコンをリビングに置くケースも増え、静音性に対するニーズも高まりつつあります。
これらの相反する要件を満足させるために、水冷によるCPU冷却システムを導入し、高性能と静音化を両立するパソコンを実現しました。デスクトップパソコンとして、世界で初めて水冷システムを搭載したVALUESTAR TX及びFZは、最先端の機能・性能を搭載しているにも関わらず、動作時の騒音を約30dB(ささやき声程度)に抑えることに成功しました。現在、高性能ノートパソコン用の薄型水冷モジュールも開発中であり、近い将来の商品化を目指します。
次に人の暮らしにやさしい商品企画の2つ目として、燃料電池内蔵パソコンがあります。

NECは、メタノール燃料電池技術の活用により、40時間連続動作が可能なノートパソコンの実用化を目指しています。この技術により、バッテリ残量を気にしたり、電源ケーブルの携帯やコンセントを探したり、といった煩わしさから開放され、ユビキタス社会を実現する真のモバイルパソコンが実現するものと考えています。将来的には、燃料となるメタノールをバイオマス由来とすることで、LCA的にも環境にやさしい商品となるよう努力します。