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NECでは、昨今、大変急速な進歩を遂げているIT技術を環境問題にどう適用していくかという点に着目し、ITとネットワークを総合したソリューションを提供することを重要な経営課題としてとらえています。また環境問題の解決に対し、この姿勢で取り組むべきことが多々あるという認識をもっているのです。さて、日本において最近のIT事業がどのように急速に進んでいるかという点に目を向けてみましょう。平成14年末の日本全国のインターネット利用者は約7,000万人。1億2000万人の人口の半分強が、既にインターネットを経験し、なかでもブロードバンド体験者は約2,000万人に達していて、これが17年末には8,892万人、そのうちの約6,000万人がブロードバンドを利用するであると予想されています。さらに、日本が世界より進んでいるもう1つの分野が、モバイルのインターネットへのアクセスといえます。電話の契約数を見ると、既に固定電話を携帯電話が追い越し、現時点で携帯電話の加入者が固定電話の約1.3倍に達しました。携帯電話利用者の中で、インターネットにアクセスしている人の比率は、今年の9月時点で79.2%を越えており、韓国の約75%、そのほか中国、ドイツ、フランスに比べ、その比率は著しく増えています。あわせて携帯端末の技術が大変進んでおり、現在、最も進んだタイプは、中に入っているソフトウェアのライン数が2メガライン(2MB)という膨大な数値を誇っています。
ハードウェアの技術、並びにソフトウェア、サービスの技術の進展にともない、現在、日本で特に使われている言葉にユビキタスがあります。これは世界中でいつでも、だれでも、どんな端末でもコミュニケーション、情報の交換ができるというコンセプトを一言で言いあらわした言葉であり、このユビキタス社会への先駆けは、日本からスタートできるものだと考えています。以上のように、ITが特に日本において、大変急速な進歩をしているわけですが、ITの導入効果としては、まず情報流通のコストダウンがあげられ、第2に、作業プロセスの時間短縮、第3に、脱物質化を促進します。また、人・物の移動を削減するため、交通機関等で使用されるエネルギー消費という点でも、有効に働きます。このようにいくつか節約できる分野のムダを排除していくと、新しいビジネスモデルの構築、またビジネススタイルの革新、それに合わせたライフスタイルの変革にも結びつくわけで、これを地道に一人一人が積み重ねることにより、持続可能性、地球の生命をより長く保つための社会が構築できるものと確信しています。
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