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環境経営のための情報システム構築

2003年11月19日
日本電気ファクトリエンジニアリング(エコ・ソリューション販売開発グループ)
グループサブリーダ 高山 誠司
環境情報システムを導入する背景
 企業が環境に対応した経営「環境経営」を進めるためには、より事業に密着した環境活動を実行する必要があります。「環境経営」実践のための要素を効率的に実現するためには、「環境情報」の管理が重要なキーワードとなります。
 環境マネジメントシステム(以下EMS)の構築・運用においても、より広い範囲(複数サイト)を一括マネジメントする仕組みが必要となり、また、環境報告書等を用いたステークホルダーとのコミュニケーションも重要な要素です。
 一方、製品に含有する有害化学物質に関して、欧州をはじめとしてさまざまな規制で製品中の有害化学物質の使用が制限されていくとともに、企業に対してリスク評価や情報公開等の責任が明確化してきます。自社製品に特定の化学物質が含有しないことを管理し、環境面での経営リスクを回避する必要があります。
環境情報システム構築のポイント
 環境活動の注力するポイントは、マネジメント力の強化と環境面でのリスク回避です。また、環境活動はよりいっそう繁雑になるため、当然効率化は必須です。上記の理由により、環境情報システムを構築する際の注力するポイントを以下の様に考えます。

  1)分散した環境で管理される情報の効率的な収集と管理
  2)環境活動の進捗トレース
  3)リアルタイム性の向上
  4)業務の効率化->無駄の削除
  5)情報品質の向上->源流からの情報吸い上げ
環境経営情報システムの全体イメージ
 NECファクトリエンジニアリングでは、環境経営を進める上で以下の環境ソリューションを提案します。

1) データ集計システム(ECOIS)

もはや国内市場の論理だけでは通用しない  サイトが部門毎に分散している環境関連情報を一括管理するシステムです。本システムではサブシステムとして、「化学物質収支管理システム」「廃棄物管理システム」等の現場での業務管理システムも含んでいます。他の基幹系システムとの連携を含めて源流からのデータ収集が可能です、

2) 文書・プロセス管理システム(ECOPM)

 EMS文書を管理するシステムです。また、環境関連業務のプロセスを管理する機能も付加されています。本システムで、承認等を含む業務プロセスの制御や進捗管理を行うことが可能です。また、「ECOIS」と連携し、EMSの運用の中で各種環境情報の収集が可能となります。

3) グリーン調達支援システム(ECOGP:次項で詳細に述べます。)
もはや国内市場の論理だけでは通用しない
 「ECOGP」グリーン調達支援システムは、ベンダー様への化学物質含有量調査から設計者へのデータ提供、客先へのアンケート作成に至る グリーン調達に関わるあらゆる業務をサポートするシステムです。システム導入により、繁雑なベンダー調査や客先レポート作成作業を効率的に行うことができ、作業工数も大幅に削減することが可能です。
 また、「ECOGP」は、「ECOPM」等の他のシステムと連携することにより、客先提出レポートや化学物質非含有証明書、濃度計量証明書等の管理を行うことが可能となります。
NECのノウハウを活かし、新たな環境ソリューションを提供
 NECファクトリエンジニアリングでは、NECでの環境活動ノウハウと、これまでの環境コンサルノウハウを総合し今後のも新たな環境ソリューションを提案し、企業の環境活動に貢献していく考えです。
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